うつ病の一種 ⇒ 月経前不快気分障害(PMDD)

月経前不快気分障害(PMDD)は、気分が著しく落ち込む
いらいらが強くなる、突然に泣き出すなどの情緒不安定に
襲われ、日常生活や仕事に支障をきたします。

PMDDの症状月経が始まる1週間前ほど前に現れ、月経の
次の週には消失するパターンを繰り返すそうです
著しい うつ気分や絶望感、強い不安や緊張、突然の悲しみ、
泣き出すなどの情緒不安、持続する怒りや怒りのどの症状が
強く表れるそうです。

物事に集中することが難しくなり、疲労感が強くなることもある
そうです。
職場、学校など社会的な場で人間関係が損なわれるほど症状は
深刻になるとの事です。

PMDDの発症時期20代後半から30代半ば過ぎに多く、この年齢の
女性は結婚や出産、子育て、家庭と仕事の両立などの生活の急激な
変化や、それに伴うストレスが引き金になって発症するのではないかと
考えられているそうです。

治療は、うつ気分、不安、怒り、焦繰感の四つの症状が認められたら
坑うつ剤を服用します。
軽症の場合には、最近では、毎日1回飲む持続的投与よりも排卵日
から月経までの2週間だけ飲む間欠投与が中心となるそうです。

利点は
①月経前に規則的に服用することで症状を予防するという自覚が
  生まれ、積極的な姿勢でで治療に臨むようになる。
②副作用のリスクや治療費が軽減される。
③持続投与に比べ薬の効果が薄れる薬の耐性の防止になる。
などだそうです。

日常生活では休養を取り、運動やリラクセーションなどでストレスを
軽減するようにします。
ビタミンB6、B12、マグネシウム、カルシウムなどを多く含む食品を摂り、
塩分、糖分、カフェイン、アルコールは控えるなど食生活の改善が挙げら
れます。

PMDD一過性の軽い精神症状と思われがちですが、月経は
一生の間に平均400回訪れるそうです。
繰り返す間に深刻な事態を迎える可能性もあるかもしれません。
うつ病の一種とも分類されているので、症状のある人は我慢せず
治療を受けた方がよい思います。