おならが出過ぎて困る ⇒ 食物繊維と運動効果的!

人間なら誰でもおならが出ます。
一般的なおならは健康の証拠とされているようですが、
中には病気が原因で出るおならもあるので、気になるようなら
一度、消化器内科を受診した方が良いです。

おならは、食べた物が腸内で腸内細菌と混じって発酵し、大腸に
たまりガスとなって肛門からでます。

また、ものを食べるときや唾を飲み込むときに空気が体内に
入るとガスの量が増えます。

食べ物をよく噛まないで食べる人は、飲み込む空気の量も多い
のでガスの量も増えて、おならも多くなります。

おならが出るのは、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が順調で
健康な証拠なのです。しかし、病原性の大腸菌による細菌性大腸炎
や過敏性腸症候群など病気によりガスが発生する場合は、
その病気をを治療しなければなりません。
中でも過敏性腸症候群は、下痢をすると同時にガスが溜まって
お腹が張ります。
原因はストレスによって大腸の蠕動運動が不規則になるため
ガスが発生するのです。

便秘も おならの原因になりますが、侮れません。
若い女性に多く見られる慢性便秘は、大腸がんや甲状腺ホルモン
の異常などによって起こることがあるので早めに鑑別診断を受けた
方がよいでしょう。
おならで困っている人には、症状に応じて腸管内の悪い細菌を
殺菌し、正常な最近を補う整腸剤や腸の蠕動運動を活発にさせる
のほか、サンショウやニンジンが主成分の漢方薬の大建中湯
(だいけんちゅうとう)などが処方されます。

日常生活では腸の働きを促進させ、通便をよくするために食物繊維
の多い野菜や海藻類などの食品のほか、乳製品を摂るよう
がけます。

食事もダイエットのため朝食を抜くなどせず 1日3回規則正しく摂る
ようにします。
ただし、サツマイモやゴボウ、クリなどは、おならが出やすいので
控えた方が良いです。
運動も腸の働きを良くするので 1日20~30分ほど歩くようにすると
良いです