脳溢血 ⇒ 特に50代男性は注意

脳溢血50歳以上男性に多く、動脈硬化症高血圧によって
脳内の動脈が切れる病気で、脳出血とも呼ばれています。
現在は高血圧性脳内出血とか高血圧性脳出血と言います。
以前は高血圧の人が多くて、脳溢血も多かったんですが、
近年では血圧の薬が発達し血圧の高い人が少なくなったので、
脳溢血は少なくなりました。
脳溢血は大きく分けて「脳内出血」と「くも膜下出血」に分かれます。
脳内出血は脳の中にある細い血管が破裂して脳の中に血の塊
(血腫)をつくる病気です。
くも膜下出血は脳の比較的太い血管にできた血管のこぶ(脳動脈瘤)
が破裂して、脳の周りに出血したものです。
昔は脳溢血=中風と言う感じがありましたが、今は脳梗塞が
圧倒的に多いとのことです

脳溢血は脳内が直接出血をするので脳のダメージも大きく
また手足を動かす神経のそばで出血する場合が多いので、
たとえ命を取り留めたとしても麻痺が残るケースが多いのです

症 状 は

活動時に突然起きる事が多く、意識障害や手足の麻痺などは急速
(大抵数時間以内)に進行します。
ただし、出血の度合いが小さい時には症状は軽く、脳硬塞と間違いやすい。
また、しばしば前ぶれとして頭痛を伴います

治 療 は

血塊を除去するため手術による治療方法となります。
血腫の形成が原因となっているため止血と共に血腫を取り除く
ことが基本になります。
薬物療法では脳圧降下薬、ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬などに
よる治療法になります。


予 防 は

基本は 日ごろから適度な運動と休養を心掛け喫煙や飲酒などに
注意し、良い生活を習慣付けることが基本になります。
日常生活で以下の事項を心掛けるようにします。

① 食品をバランス良く摂る
② 腹八分目を守る
③ 薄味を心掛け、塩分の摂り過ぎに注意する
④ 動物性脂肪を摂り過ぎない
⑤ ビタミン類を十分に取る
⑥ 食物繊維を十分に取る
⑦ カルシウムを十分に取る
⑧ 糖分は控えめに
⑨ 1日3食を規則正しく
⑩ 外食は1日1回以内に