低温やけど ⇒ やけどしてるのに気付き難いそうです!

寒さが身にこたえる季節は低温やけどが増えるそうです。
低温やけどは、心地良いと感じる程度の熱に長時間接触していると
おこるやけどです。高齢者によく見られるそうでが、最近 湯たんぽが
手軽な暖房の器具として見直されていることもあって、若い人にも
増えているそうです。

低温やけどの怖いところは、低い温度でゆっくりと進行することです。
皮膚表面の変化や痛みは弱いんですが、実際は皮膚の深部にやけど
が及び、皮膚の細胞や神経が壊死(死んで)してしまうそうです。

低温やけどは、就寝中 脚に負うケースが多く、その理由として、就寝中は
気がつくのに時間がかかることと、すねやかかと、くるぶしなどの感覚が
鈍いからだそうです。
低温やけどは 赤く腫れて水膨れができ、その水膨れを剝すと皮下組織が
壊死をおこしてることがほとんで、見た目よりも重症になっているそうです。

薬で治らないことも多く、手術で皮膚を移植することもあるそうです。
通常の皮膚のやけどとはことなり、深くまで壊死を起こしているので
皮膚が再生されないためです。 そのため手術の跡はくぼんだまま
るそうです。

低温やけどを防止するには

・湯たんぽや電気あんかを使用するときは、カバーやタオルで包んで
 皮膚から10センチ以上離すか、就寝前に布団に入れておいて温まったら
 布団から出す。
・電気毛布も事前に温めておき、寝る前にスイッチを切るか、温度を弱にする。
・使い捨てカイロは直接肌に当てたり圧迫したりしないようにし、熱いと感じたら
 肌から離す。

低温やけどは これまで高齢者や糖尿病による感覚まひの人に多かったが、
最近では、健康な人がホットカーペットやファンヒーターで起こすケースも
あるそうです。
普通なら熱さや痛みを感じて目を覚ますはずですが、睡眠薬を飲んで
いつの間にか寝てしまったというケースもあるそうです。

低温やけどは このように以外と恐ろしいです。
若い人や健康な人も肌に直接つける暖房器具を使用するときは気をつけて
ください。