長寿の食事 ⇒ 粗食長寿は否定された

人間の寿命は110歳を少し超えた位が限界とされているそうです。
今のところ 116歳がほぼ間違いない最長寿者らしいです。
100歳以上まで生きた百寿者は寿命のエリートで、食生活や栄養に
興味が集まるのは当然と言えるでしょう。

日本の第一回目の百寿者の総合調査は、1972~73年に行われました。
百寿者は復帰した沖縄を含めて全国に405人いたそうです。
某研究所が、このうち100人を対象に訪問調査を行いました。
百寿者の摂取熱量は1000キロカロリーと少なかったが、これは体格が
小さいことによるもので、食事内容は好き嫌いが無く、なんでもバランス良く
食べていたそうです
大きな特徴は、総熱量に占めるたんぱく質の割合と、タンパク質全体に
占める動物性たんぱく質の割合が、国民の割合を大きく上回っていたことです
これは粗食長寿説を否定する結果となりました。

その後に行われた健康・体力づくり事業財団の全国調査同様の結果がでて、
粗食長寿説は再び否定されることになりました。