くも膜下出血 ⇒ 物が二重に見えたら要注意!

くも膜下出血は、脳内の動脈にできた瘤が破れ、そこからの出血が脳と、
脳を包むくも膜の間に流れこんで起きます。
しかし、予兆とされる自覚症状には誤解があるようです。
頭痛が前兆だと思っている人が多いようなのですが、他に視覚異常などが
あるそうです。

動脈瘤ができた場所によって異なるそうですが、眼の動きにかかわる動眼神経
圧迫されると、物が二重に見えることもあるそうです。
急にこの症状が出て眼科で異常がないと診断された場合は、脳神経外科を受
することが必要です。

頭痛はもちろん症状の一つです。
すべての頭痛ではありませんが、動脈瘤破裂に伴う頭痛もあると考えられている
そうです。
幸い出血量が少なく、自然に止血された場合はかなりの頭痛が伴うそうです。

生還した患者は、「バットで後頭部を強打されたような」感じとか、「頭を切ってくれ
と言うくらい非常に激しい痛み感じたという話もあるそうです。

中には非常に微妙な出血で終わり、CT(コンピューター断層撮影装置)などの精密検査
でやっと診断できた例もあるそうです。
このような場合に、頭痛が治まったと放置してしまうと大変危険だそうです。
一度破裂した動脈瘤は再出血しやすいので速やかな治療が必要とのことです。
これまで感じたことのないほどの頭痛に襲われた場合は、脳外科を受診した方が
安全とのことです。

逆に頭痛だけで、動脈瘤か脳腫瘍の予兆と心配するのも考えものです。
頭痛の原因は動脈瘤以外にも沢山あり、たとえ瘤が出来ていても必ず破裂すると
限らないそうです
場所や大きさによっても危険性は変わってくるからだそうです。