股関節症 ⇒ 女性に多い 変形性股関節症

股関節(こかんせつ)上半身と下半身の継ぎ目で、上半身の
重さを支える股関節は負担が大きく傷みやすい関節です。
 変形性股関節症圧倒的に女性に多いそうです
長い間 痛みに耐えてから医療機関を受診するころには、
既にかなり悪化してる場合が多いそうです。
早期発見し、股関節に配慮した生活を送れば、病気の進行
遅らせることができるそうです

骨盤と大腿(だいたい)骨をつなぐ股関節には関節軟骨があって、
滑らかな動きが可能な仕組みになっています。
変形股関節症とは、加齢や体重の影響でこの軟骨がすり減った
いわば機械疲労の状態です。

日本の女性は股関節の形成不全があり、構造がきゃしゃな人が
多く、全患者さんの8割はこのタイプとのことです。
若いころから 少しずつ進行していく病気だが、50代になり進行
した状態になってから痛みの症状が現れることも多いそうです
残念ながら 一度すり減った骨は元には戻らない進行を
遅らせるためには体が発するサインを見落とさないことが重要
です。

痛みまでいかなくても、以前から長い間歩いた後に鼠形(そけい)
部や骨盤部に疲労感や違和感があったと訴える人も多いのです。
腰痛や坐骨神経痛と間違われる場合もあり、痛みや股のねじり
動作に左右差がある場合は、関節の専門医のいる病院で診て
もらうのが良いでしょう。

治療の基本減量、つえ、運動です。
特に推奨されるのが毎日のストレッチ週2回程の水中歩行です。
ストレッチは痛みが誘発される一歩手前で止めるのがコツです。
これ以上やると痛くなるという限界を認識して、自分の生活を
股関節の状況に調和させていくこと。薬は常用するのではなく
調子の悪いときに使うことが正しい方法です。

関節症が進行した高齢者には、股関節を人口股関節に置き換える
方法もあります。
入院期間は最低2週間だが、リハビリを含めれば4週間ほどに
なります。手術の基本的な考え方は入れ歯や差し歯と同じで、
順調にいけば痛みが取れ、旅行や買い物も楽しめるようになります。
手術後は股関節の深い屈曲は避けた方がいいのですが、正座
自転車に乗るくらいなら まず問題はないそうです