すい臓がん ⇒ 最近急増、完治難しいです!

すい臓は、胃と十二指腸に挟まれた位置にあり、体の正面から見て胃よりも、
背中側にあります。背骨の前方になります。
また、みぞおちから左上腹部にかけて位置しています。
重量は平均で80g程度で、厚さ約2~3cm、十二指腸側から膵頭部、体部、尾部
に分かれており長さは約10~15cmです。

男女全体で肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんに次いで第5位となっています。
かつては、胃がんが死亡原因のトップでしたが、そのうち 肺がんが日本人の
死亡原因のトップになりました。
理由は、胃がんは検診で早期に発見でき、7割以上の人は手術で治ります。
しかし、肺がんは手術可能な人は3割程度で、治らない人のほうが多いからです。
しかし、その肺がんよりもはるかに治療が困難なのがすい臓がんなのです
すい臓がんは、これほどの難治がん あるにもかかわらず意外と知られていない
のが実情だと思います。

近年日本では、急激にすい臓がんで亡くなる方が増えているそうです
医者に「すい臓がんです。」と宣告されたら、まず完治はできないっといっても
いいでしょう。


すい臓の働きとしては、消化液とホルモンの分泌があります。

すい臓は、炭水化物、タンパク質、脂質を分解できる消化液を
十二指腸に分泌しており、食べ物の消化に大きく関わっています。
この働きを食べ物の消化・吸収の流れにそって見ると、
食べ物は口から入ると、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸の順に進んで
いきます。まず、口に入った食べ物は歯で噛み砕かれて細かくなり、
唾液と混ざり合います。次に食道を通って胃へ送られ、タンパク質消化酵素
と強力な胃酸で消化が行われます。
胃で3~6時間消化されると、食べ物は粥状になります。
この状態になると、食べ物は十二指腸に送られます。

もう1つの重要な働きが、血糖値を調節するホルモンを分泌する事です。
すい臓はブドウの房状のものが集まってできていますが、これらは消化酵素
である膵液を分泌するための組織が集まっているもので、ホルモンの
分泌器官はこれら組織の中に点々と存在しています。

*すい臓がんの基礎知識から引用 http://suizougan.rdy.jp/2-1.html


すい臓がんの症状について

すい臓がんの症状としては、吐き気・嘔吐、消化不良、倦怠感、食欲不振、
体重減少、黄疸、腹水などがあります。残念ながら、これらの症状が
見られるときには、すでに初期症状ではなく、進行したものであることも
少なくありません。初期症状の段階で発見することが難しいところが、
すい臓がんが難治がんでされている原因の一つでもあります。


すい臓がんの治療について

すい臓がんの治療は大別すると手術、抗がん剤による化学療法、
放射線治療が中心となり、これらのほかに免疫療法や温熱療法、
食事療法などがあります。
これらの方法は単独で用いられるのみではなく、集学的治療と呼ばれる、
治療法を組み合わせて行うことが多くあります。

すい臓がんは、通常のがんの治療法も状況によりけりのようです。
早期発見が難しく、進行も早いため通常の効果が期待できない場合も
あります。

ここでは、食事療法について説明します。
すい臓がんの食事療法は、体によいものを取り入れることによって、
本来人間が持っている回復力や免疫力を引き出そうというものです。
実際、多くの方が取り入れようとしているものの、いまいちやり方が
分からなかったり、不徹底だったりして挫折してしまうことが多いようです。
抗がん剤だけでは完治させることが難しい病気だからこそ、食事療法を
試してみる価値があります。曖昧な状態ではなく、はっきりとするべきことが
分かっていれば、迷わずに実行することができますので、精神的な負担も
少ないはずです。