てんかん ⇒ 原因別で3種類のてんかん

てんかんというと、痙攣(けいれん)を起こして卒倒し、アワを吹く
病気を思い浮かべるのではないでしょうか。 しかし、てんかんの
発作は実に多彩で、卒倒して全身がガクガクと震えるなどはた目
からみてわかる発作から、突然ぼんやりとするような、一見して
てんかんとわかりにくい発作もあります。

てんかん発作は年齢、性、人種にかかわらず外傷、中毒、脳卒中、
脳腫瘍、発生異常など種々の原因でも起ります。脳神経細胞は
お互いに電気的信号によって通信していますが、一群の神経細胞
から異常な電気信号が発射されるとてんかん発作が起ります。

てんかんには3種類あります。
1)てんかんで原因が明確な場合を、「症候性てんかん
2)原因が推定される場合は「潜因性てんかん
3)原因不明の場合には「特発性てんかん」 最も頻度が多い。

てんかんは、神経疾患の中では最も多い疾患の一つで、
罹病率は人口10万人につき0.5人です。
日本の人口を1億2000万人とすると、60万人の患者がいる
ことになります。
年間平均発病率は人口10万人につき30人です。
てんかん患者の50%は10歳以前に発症し、大人になると
多くの例で発作はおこらなくなるそうです


治療について

てんかんは慢性に経過する病気であるといわれていますが、
子どものてんかんでは発症早期に治療を開始することができれば
高い確率で発作を抑制することが可能とされています。
逆に、未治療の期間が長ければ長いほど薬物療法で発作を
抑えることが難しくなってくると考えられています。
たとえ発作が軽くても、それが繰り返し起こればやがて脳が発作に
なじんでしまい、治るのが難しくなります。てんかん発作が現れたら、
早期に薬物療法を開始し、できるだけ脳を発作にさらさないようにする
ことが重要です。

抗てんかん薬による内科的治療と外科的治療の2つがあり、通常、
内科的に薬物投与します。抗てんかん薬の選択は、発作のタイプ、
発作の頻度、薬の副作用、患者さんの年齢などを基準にして決めます。

治療について、詳しくは こちらのサイトをご参考にしてください!
http://www.mental-navi.net/tenkan/chiryo/yb_ko-yaku.html