ストレス ⇒ 重いと心と体の病気の引き金!

ストレスには、よいストレス悪いストレスがあります。
ストレスを簡単にいうと“ある種の緊張状態”ということがいえます。
ある目的に向かって鍛錬を重ねたり、計画を完成させたり、また、
いわゆる自己実現をめざしたり。そのためには当然、緊張が必要でが、
このような緊張を克服してはじめて、人間は成長することができます。

これはよいストレスです。
一方で悪いストレスは、心や体に度を越えた緊張状態が続いたために、
病的な症状となってあらわれるものをいいます。これは精神的なトラブル
やさまざまな病気の引き金となってしまう緊張感=ストレスのことです。
一般に この「悪いストレス」をストレスと解釈されています。



ストレスの種類

物理的・化学的ストレス
 騒音、温度、湿度、けが、有害物質、薬物、大気汚染など。
生理的ストレス
 過労、睡眠不足、栄養不足、ウイルス、細菌感染など。
心理的・社会的ストレス
 人間関係の葛藤、欲求不満、不安、心配、緊張、怒り、失望など。

ストレスをため、発散できないでいると体のバランスが崩れて、
さまざまな症状があらわれてきます。
心と体の間には、密接な関係があり、重いストレスを感じると、

それが体のどこかに影響を及ぼし、身体症状として表れます。
なので、「ちょっと調子が悪いだけ」と甘く見てはダメなのです。
体調の変化は、心が重い負担を抱えているというSOS信号かも
しれないからです。

ストレスはいろいろな病気の引き金になります!

ストレスが原因の心の病気
うつ病
脳内の神経伝達物質である「セロトニン」が不足し、憂うつ、不眠、倦怠感、
食欲不振、焦燥感、意欲の低下、自殺企図などの症状が現れます。

治療には 抗うつ薬が使われることが多く、物事の捉え方を考え直す

「認知療法」などによる心理療法が併用して行われることもあります。

専門医は、主に精神科となります。


神経症
「不安」を主訴とする心の病気で、過敏で神経質な性格から、一般的な人が
気にしないようなことに対しても、不安でいてもたってもいられなくなります。
代表的なものには、突然不安に襲われて、呼吸困難、動悸などの発作が

出る「パニック障害」や、高所恐怖、会食恐怖のように、特定のことに過剰な
恐怖を感じる「恐怖症」、一つの行動にこだわって、ずっとそれを続けてしまう
「強迫神経症」などがあります。

治療には、症状に応じて抗うつ薬や抗不安薬を使い、「自律訓練法」などの

リラクゼーション法、少しずつ不安に慣れていく行動療法などが行われる
ことがあります。

専門医は、主に精神科神経科となります。



ストレスが原因の体の病気
心身症
強いストレスを受けたとき、そのショックによって健康が壊れる身体的な病気。
胃潰瘍、過敏性大腸症候群、本態性高血圧、気管支喘息、片頭痛、
アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などが代表的なものになります。
その病気の種類は100以上にも上ると言われます。

治療は、体の病気の器質的な病変を検査し、その治療を行います。
それと共に、精神的な苦痛が大きい場合には、抗不安薬などの薬物が
投与されることもあります。

 専門医は、主に心療内科なります。



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http://stress-labo.com/2nd_5min.htm

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