ホルモン補充療法 ⇒ 女性の腎結石の発症高まる

ホルモン補充療法(HRT)で、腎結石の発症がまることが、
わかったそうです。

米テキサス大学サウスウェスタン医療センター
ナイム・M・マールーフ助教授(内科)らが、
ホルモン補充療法を受けた女性で腎結石の発症率がまると発表した。

ホルモン補充療法では更年期以降、分泌量が低下する女性ホルモン
のエストロゲンやプロゲステロンを薬によって補う。
同助教授らは、閉経後の女性を対象にした ホルモン補充療法に
関する2件の調査データを分析した。
計2万7347人が対象になったが、5年7ヵ月~7年2ヵ月の間に、
ホルモン補充療法を受けていたグループはプラセボ(偽薬)投与を
受けていたグループに比べ、腎結石の発症率が明らかに高かった。
腎結石は、尿路結石のうち腎臓内にできる結石。

 同助教授は、「腎結石発症率が高まるのか不明だが、閉経後に
ホルモン補充療法を行う際は考慮に入れた方がいい
」と話している。

結石は、腎結石のほかに 尿管結石、膀胱結石があり、
これらを総称して 尿路結石といいます。
結石の成分としては、尿酸、シスチン、リン酸、シュウ酸を成分とする、
尿酸結石、シスチン結石、リン酸結石、シュウ酸結石があります。
腎結石のはっきりした原因は不明で、50%以上が再発するので、
予防が大切ですが、水を沢山飲むとよいそうです。