DHA ⇒ 赤ちゃんにも好影響

DHAは、一般的には 血液をサラサラにすることで知られていると思います。
DHA(魚に含まれるドコサヘキサエン酸)は不飽和脂肪酸(DHAやEPA)の
一種で、主に魚の脂に多く含まれています。 
不飽和脂肪酸は、動物性の脂とは逆に血中コレステロール値を下げる
働きがあり、常温では固まりにくく液体を保つ成分ですので、血液をサラサラ
にし動脈硬化を予防することや、中性脂肪を減少させる効果があります。

DHA(魚に含まれるドコサヘキサエン酸)は、脳の神経の維持などにも
効果があるとされていますが、乳児にも好影響を与えることがわかったそうです。
米国でDHA含有のミルクを飲んだ乳児では、問題解決能力が優れて
いたとのことです。

離乳食では 1回当たり、生後7~8ヶ月ごろのお乳児は魚を 10~15㌘、
9~11ヶ月ごろは 15㌘、12~18ヶ月になると 15~20㌘の摂取が
脳の発達の目安になるそうです。
魚にはDHAの働きに加え、動脈硬化予防作用があるエイコサペンタエン酸
(EPA)をはじめ、カルシウムや亜鉛など豊富な栄養素が含まれています。
子供の脳の発達という視点だけでなく、健康な子供を育てる意味でも魚を
適度に摂取するよう心がけると良いようです。

DHAの働きは 胎児にも影響するので、妊婦が魚を食べると胎児の脳に
好影響があるとのことです。
妊婦は魚を週に 500~700㌘を目安に食べると良いそうです。

魚と言っても、DHAが多く含まれる魚は、
マグロ、サバ、ブリ、サンマ、イワシ、アジ、カツオなどの
背中が青い魚だそうです。

妊婦や赤ちゃんに かかわらず、子供も大人もこれらの魚を多く
食べるようにしたら良いと思います。