脳梗塞が発見されたら ⇒ 自覚症状なくても生活習慣改善!

動脈瘤破裂とは別に、何らかの原因で脳内の血管がふさがって
血流が滞り、脳細胞に酸素や栄養などが届かなくのが脳梗塞です。
くも膜下出血などと合わせて脳卒中と呼ばれ、がんや心臓疾患
と並ぶ、日本人の三大死因の一つとなっています。
ただ、起きた場所や大きさによっては症状を伴わないものもあります。

人間の脳の仕組みや働きはまだまだ解明できない面が多く、梗塞を
起こしていても日常生活に支障がない場合も少なくのいようです。
このような場合を無症候性脳梗塞と呼び、脳ドックで初めて発見される
ことも珍しくないそうです。

この場合、発見しても治療を施すことはありませんが、今後、他の
部分で梗塞を起こす危険性を判断する際の重要な要素となります。
もし、次の梗塞が思考や言語、運動などを制御する部分で起これば、
生命にかかわる可能性が高いからです。

一般に脳梗塞を発症する危険性を高める要素としては、高血圧
糖尿病、喫煙などによる動脈硬化が知られています。
このため、もし梗塞が発見された場合は、自覚症状がなくても
薬を使ってでも血圧や血糖値を下げ、禁煙など生活習慣の改善
をする必要があります。
必要なら脳卒中の予防を行う神経内科や循環器内科と連携して
対処します。

このようにリスクを低下させる一方、不幸にして症状を伴う梗塞が
起きた場合の備えも大切です。
突然倒れて救急病院に搬送された場合、脳ドックなどで事前に
梗塞が発見されていたという情報があれば、対応はより早く、適切
にできます。
当人が伝えるのは事実上不可能なので、臓器移植に対する意思表示
のためのドナーカードのような備えが必要でしょう。
理想を言えば小型の情報媒体に脳ドックで得たデータを記憶させ、
搬送先の病院でチェックできることが一番でしょう。