睾丸(精巣)がん ⇒ 他のがんと違って、若い人に多いんです!

通常は睾丸の方が分り易いと思いますが、睾丸は精巣(せいそう)と
いわれる部分です。
精子をつくる気管で、男性の陰嚢(いんのう)の中に左右一対あり、
陰嚢とは、精巣(睾丸)が入っている袋のことです。
睾丸がんは、精巣腫瘍ともいわれます。
(以後、精巣腫瘍と改めます。)

精巣腫瘍日本人男性10万人当たり1~2人と頻度は極めて低く、
好発年齢は0~10歳、20~40歳、60歳以上の3峰性であり、生下時
20~40歳の男性で最も多い腫瘍であるため、社会的には極めて重要
な疾患の一つです。
精巣腫瘍になりやすいものとしては、停留精巣、精巣外傷、妊娠時の
ホルモン剤投与、萎縮精巣などが考えられていますが、外傷については
関係が薄いとされています。

停留精巣⇒精巣が陰嚢内に降りずに鼠径部や腹腔内に留まっている
       病態のこと。


精巣がんは細胞の形により、「セミノーマ」と「非セミノーマ」に分類
されます。ちなみに、非セミノーマは、胎児性がん(たいじせい がん)、
奇形腫(きけいしゅ)、卵黄嚢腫瘍(らんおうのう しゅよう)、絨毛がん
(じゅうもうがん)、に分けられています。
精巣がんの約40~50%が「セミノーマ」です。
セミノーマは進行がんであっても抗がん剤による治療(化学療法)や
放射線療法がよく効きます
リンパ節や血管を通って転移する可能性も高いのですが、約80%の
高い確率で完治を期待できる、治りやすいがんです。


            セミノーマ型の精巣腫瘍

         
          ウィキペッディア フリー百科事典より引用


精巣がんの症状

もっとも多いのが痛みの無い精巣(睾丸)の腫れです。
まれに痛みがある場合もありますが、ほとんどが腫瘍が大きくなり、
精巣がこぶしと同じぐらいの大きさになっても痛みがないという特徴
があります。
精巣がんがさらに大きくなると、引きつるような鈍い痛みを感じるよう
になります。


精巣がんの症状

がんを早期に発見し、一刻も早く完全に除去することが望ましいです。
睾丸を摘除する手術は簡単ですが、リンパ節をきれいにのぞく手術も
必要な場合があり、このときは大きな手術になります。
セミノーマの場合は放射線がよくきくので、睾丸だけ取って、あとは

放射線療法を行うだけでも良いでしょう。
早期発見という点から、入浴時などに時々睾丸に触れてみて、
少しでも
異常があったら、恥ずかしがらずに泌尿科の専門医を訪れて診察して
もらうことをお勧めします。