金縛り ⇒ 幽霊の仕業では無い、その理由!

体が動かない、声が出ない、耳元で誰かがささやいている。
 ~ 就寝中に襲われる金縛り。
意識はあるのに体がいうことをきかず、締め付けられたような
圧迫感からこう呼ばています。
中世のヨーロッパでは悪魔の仕業と考えられていたようです。
原因は不規則な生活やストレスにより睡眠のリズムが乱れることにあります

金縛りに関する文献は古くからあり、世界中の人が経験していて、
西洋では悪魔や魔女の仕業とされ、日本では金縛りを仕掛ける妖怪などの
伝承が残っています。
金縛りが迷信ではなく医学的な原因があると解明されたのは 1920年以降
のことで、脳の働きとともに睡眠の性質、深さなどを測れるようになってから
のことです。

睡眠には体は眠っているが脳波は覚醒に近い状態のレム睡眠と、
脳波の活動が低下して体も眠っている状態のノンレム睡眠があります。
ノンレム睡眠は眠りに入るとすぐに表れ、以降レム睡眠と交互続き、
朝方にレム睡眠が表れて寝覚めの良い朝を迎えます。
夢を見るのはレム睡眠のときです。
ところが、夜遅い時間や朝方に眠る、昼間に仮眠を取る、就寝時間が
定まらないなどで睡眠のリズムが乱れると、入眠時にレム睡眠が出る
場合があるそうです。
金縛りが起きやすいのはこのときです。
脳波は覚醒に近いパターンを示していても、実は夢を見ていて、
体を支える大きな筋肉が緩んでいるので体を動かせない、
と言うのが金縛りです。

金縛りの初発年齢が中高生くらいに多いのは、受験勉強による不規則な
生活、睡眠不足、ストレスなどにより睡眠のリズムが乱れることにあります。
規則正しい生活、十分な睡眠を心掛けるようにすれば改善します。
それでも金縛りがあり、昼間に眠くて困るようであれば、突然眠くなる
ナルコレプシーなどの睡眠の病気の可能性も考えられるので、
専門医に見てもらうと良いでしょう。